今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*6月
の星空*

 梅雨に入り、星空観測が難しくなる季節ですが、その分たまの晴れ間の夜空に、美しく輝く星々が見えたときは嬉しくなるもので
す。

 この季節は全天で88個ある星座のうちの、大きさトップ3全てが見られる時期でもあります。第3位は北斗七星で有名な「おおぐま座」、第2位はスピカで有名な「おとめ座」です。栄えある第1位はあまりなじみがないかもしれません、「うみへび座」です。というのも、アルファ星のアルファルドを除くと他は暗い星ばかりで、なかなか見つけづらいからです。とはいえ、満月を200個並べたほどの大きさには目を見張るものがあるので、晴れた日には星座早見表などを持ち出して観測してみてはいかがでしょうか?

 また16日には、その満月が地球の影にすっぽり覆われてしまう現象「皆既月食」が起こりますが、もっとも条件の良い日本の南西地域でも、日の出間近で見づらかったり、皆既になってもすぐ沈んでしまったりで、あまり観測には適しません。一方で、2011年12月10日に起こる次の皆既月食は日本全国でとても好条件で観測できるので、そのときは是非、赤銅色に輝く月を見てみましょう。

*天文現象いろいろ*

■  2日 新月(北陸、東北、北海道で部分日食)
■  6日 芒種(太陽黄経75゜)
■  9日 上弦
■ 11日 入梅(太陽黄経80゜)
■ 12日 月の距離が最近(0.955、36万7188km、視直径32.1')
■ 16日 満月(皆既月食。東日本以西でしか見られず、
       かつ見られる時間もごく短期間)
■ 22日 夏至(太陽黄経90゜、東京日出:04時26分、日入:19時00分)
■ 23日 下弦
■ 24日 月の距離が最遠(1.052、40万4273km、視直径29.5')
■ 28日 うしかい座流星群が極大

参考サイト:
AstroArts「天文現象カレンダー」
http://www.astroarts.co.jp/phenomena/2011/ph201106-j.shtml

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